本日3/6は私の誕生日です。

実家の母が美味しい料理屋の華やかなお弁当とフレンチラベンダーを、そして弟からは優美なコーヒーカップをプレゼントしてくれました。私にとっては健康体に産んでこの世に誕生させてくれた事だけで充分なギフトであります。年齢を重ねても、この一年、新たな自分自身を発見出来る旅にしていきたいと思います。

そして今日は、美術館でのアート鑑賞が好きな私自身へのプレゼントとして、Bunkamuraザ・ミュージアムにて、フランスの国民的写真家ロベール・ドアノーの、パリの街角に溢れるシャンソンやジャズなど様々な音楽シーンを題材に撮影された、ドアノー独自の音楽的感覚に富んだ作品の数々を鑑賞しました。今回の展覧会は、パリにある音楽博物館で開催され大好評を博した展覧会を基に、日本向けに再構成した巡回展だそうです。

写真は第二次世界大戦後のもので、沈んだ人々の心や生活、そして音楽に枯渇していた人々が、カフェやキャバレーや街角で音楽やダンスを通して明るい心や生活を取り戻していく様子が写されていて、それが鮮明に伝わってきました。

現代の私達はコロナ禍にありますが、いつの日か人々が再び気兼ねなく集まって、みんなで楽しく音楽やダンスを共有出来る日が来る事を心から願っています。

2021.03